働き方が多様になる中、自分自身の力で収入源を増やしたいと考える人は年々増加しています。自分のブログやSNSを活用して収入を得る手段として、アフィリエイトを選択する人も多くなっています。
アフィリエイトで収益化を目指す際に、最初の関門となるのがASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)への登録作業になります。ASPとは、広告を出したい企業と、広告を紹介したい私たちを繋いでくれる仲介サービスのことです。
このASPに登録しないと、自分のサイトに広告を掲載して報酬を得ることができません。まずはASP登録の手順や注意点を整理し、スムーズに作業を進めるための準備について順番に見ていきます。
アフィリエイト副業は自分でサービスを作らなくていい
具体的なASP登録の手順に入る前に、私自身の考え方の軸をお伝えしておきます。アフィリエイトを副業として選ぶ一番の良い点は、自分でサービスや商品をゼロから作らなくていいことにあります。
多くの人は副業を始める際、自分のスキルを活かした独自のサービスや商品を販売しようとします。もちろんその方法で成功している人も多く、決して間違いではありません。
ただ、情報発信をして集客をする作業と、自社のサービスを作る作業では、かかる負担や工数がまったく異なります。商品企画、在庫管理、顧客対応、決済の仕組みづくりなどを一人でこなすのは非常に時間がかかります。
アフィリエイトであれば、すでに存在している世の中の優れた商品を紹介するだけで済みます。集客の作業にだけ集中できるため、負担を大きく減らすことができるわけです。
そして、ブログやSNSで人を集める「集客力」は、ビジネスにおいて非常に強い武器になります。一度集客のコツを掴んでお客さんがつけば、安定して人を集め続けることが可能です。
まずはアフィリエイトから始めて収入のめどを立て、お客さんが増えてきたタイミングで自社サービスを作るという手順を踏むのも良い方法です。人によってはいきなり自分の商品を作るのではなく、集客に専念できるアフィリエイトからやっていくという選択肢を検討してみてください。
複数のASPへの登録が必要な理由
アフィリエイトを始める準備として、3〜5社程度の複数のASPに登録しておくことが基本の進め方になります。その一番の理由は、まったく同じ広告案件であっても、ASPによって報酬の単価や成果の条件が違うからです。
例えば、あるクレジットカードの申し込み案件について、A社では報酬が1,000円に設定されているとします。しかし、B社では同じ案件が1,500円に設定されていることも珍しくありません。
複数に登録しておくことで、最も条件の良いASPを比較して選ぶことができ、収益の取りこぼしを防ぐことができます。一つのASPしか見ていないと、知らず知らずのうちに損をしてしまう状態になります。
また、ASPごとに扱っている案件のジャンルに偏りがある点も理由の一つです。金融系に強いところ、美容系が多いところ、通信系に特化しているところなど、各社にそれぞれの特色があります。
さらに、特定のASPだけが独占して扱っている広告案件も存在します。紹介できる商品の選択肢を広げる意味でも、複数のASPを併用して使うことが重要になってきます。
一つのASPで案件が終了してしまった場合でも、別のASPで同じ案件が続いていればすぐに広告を貼り替えることができます。リスクを分散させるためにも、複数のASPに登録しておくことが推奨されています。
初心者が最初に登録すべき定番ASP
ブログを開設したばかりの段階では、審査がない、もしくは審査が易しいASPからスタートするのが定石になります。実績が何もない状態で厳しい審査に出しても、承認されないことが多いからです。
まずは初心者に優しいASPを軸に据え、広告の貼り方や仕組みを学んでいきます。具体的には、以下の2つのASPから登録を進める人が多い傾向にあります。
- A8.net(エーハチネット)
- もしもアフィリエイト
A8.netは日本最大級の規模を持ち、扱っている案件数が非常に多いのが特徴です。サイトの事前審査がないため、ブログを作ったその日に登録することができます。
管理画面も見やすく、初心者が最初に触れるASPとして適しているサービスです。もう一つのもしもアフィリエイトは、Amazonや楽天の物販アフィリエイトに強いという良さがあります。
初心者のうちは、普段自分が使っている日用品や本などを紹介する方が記事を書きやすい傾向にあります。もしもアフィリエイトは初心者向けのサポートページも充実しており、操作に迷うことが少なくなっています。
まずはこの2社を基本のASPとして軸にしていきます。サイトのアクセス数が増えてきたり、記事数が増えたりした段階で、他のASPにも手を広げていく手順を取るとスムーズに進みます。
審査のあるASPを突破するためのサイト準備
A8.netなどの審査がないASPとは違い、登録時にサイトの事前審査が必要なASPも多数存在します。代表的なものとして、バリューコマースやafb、アクセストレードなどが挙げられます。
これらのASPに登録するためには、広告を掲載するのにふさわしいサイトかどうかをチェックされることになります。審査に通過するためには、読者の悩みを解決するオリジナルの記事を5〜10記事程度書いてから申請するのがよいとされています。
今日食べたものや出かけた場所を記録する日記のような内容では、審査に通るのは難しくなります。検索してブログを訪れた人が、求めている情報を得られるような記事を書くことがポイントになります。
商品の使い方を丁寧に解説したり、類似サービスと比較したりするような内容が求められます。また、記事の内容だけでなく、サイト自体の信頼性を高める準備も必要になってきます。
誰がサイトを運営しているのかを明記する運営者情報のページや、個人情報の取り扱いを記載するプライバシーポリシーの設置が必要です。さらには、読者からの連絡を受け付けるお問い合わせフォームを設けることも大切な準備の一つです。
こうしたサイトの体裁をしっかりと整えておくことで、ASPの登録審査をスムーズに進めることができます。記事数とサイトの信頼性の両方を担保してから、審査のあるASPへ挑戦するようにしてください。
セルフバック機能を利用して初期費用を補う
ASPに登録した直後にぜひ活用したいのが、セルフバック(自己アフィリエイト)という機能です。これは、自分でサービスに申し込んだり商品を購入したりすることで、自分自身に報酬が入る仕組みを指します。
通常のアフィリエイトは、読者が自分のブログ経由で商品を買ってくれないと報酬が発生しません。しかしセルフバックを使えば、自分自身の行動だけで確実に報酬を得ることができます。
例えば、クレジットカードの発行や証券口座の開設などは、報酬額が数千円から数万円と高めに設定されていることが多くなっています。これらの案件を利用すれば、ブログ運営に必要なサーバー代やドメイン代といった初期費用をすぐに回収できます。
また、インターネットを通じて自分の力でお金を得るという経験を、早い段階で積むことができるのも大きな利点です。記事を書いて読者から商品が購入されるまでには、どうしても時間がかかってしまいます。
セルフバックならすぐに結果が出るため、ネットで収入を得るという実感を持つことができます。この最初の成功体験が、アフィリエイトという作業を長く続けていくためのモチベーション維持に繋がっていくはずです。
ただし、報酬目的で不要なクレジットカードを何枚も一度に申し込むのは避けるようにしてください。自分にとって本当に必要なサービスや、興味のある商品だけを選んで活用していくのが安全な方法になります。
実績を積んでより良い条件の単価を引き出す
ASPへの登録が完了した後は、手当たり次第に広告を貼るのではなく、自分のサイトのジャンルと各ASPの得意分野を合わせることが大切です。そして、記事を書く際は常に複数のASPを開き、案件の単価を比較する癖をつけるようにします。
少し手間はかかりますが、この確認作業が後々の収益に大きく響いてきます。登録したASPで少しずつ商品を販売する実績を作っていくと、徐々に状況が変わってくるのを実感できるはずです。
毎月安定して売上が立つようになってくると、ASP側から専用の担当者がつくようになります。担当者がつくと、通常よりも条件の良い「特別単価」をもらえるように交渉することが可能になります。
単価が1件1,000円から2,000円に上がれば、同じ販売数でも一気に収益が倍になります。また、実績がある人しか登録できない、クローズドASPと呼ばれるサービスから招待が届くこともあります。
クローズドASPは一般的なASPよりも単価が高く設定されていることが多く、条件の良い非公開案件も多数扱っています。まずは審査の易しいASPで地道に成果を積み上げ、実績を作ることが最初のステップになります。
その実績を武器にして、クローズドな環境や特別単価を引き出すことが、収益を大きく伸ばすための共通の目標になります。焦らずに一つ一つの記事を丁寧に作り込んでいくことが、結果的に近道になります。
まとめ
アフィリエイトに取り組むうえでのASP登録の手順や、事前のサイト準備について整理してきました。自分でサービスを作らずに集客に専念できるアフィリエイトは、副業として選ぶメリットが大きくなります。
ここで身につけた集客力は、将来的に自分のサービスを展開する際にも大きな助けとなるはずです。まずは複数のASPに登録し、自分のサイトに合った条件の良い案件を探すところから始めてみてください。
副業の進め方やサイト運営の方向性について不安なことがありましたら、ぜひ当社までお気軽にご相談いただければ幸いです。

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